小説上の1シーン集

小説に登場する各街での小説上の1シーンの一部を紹介します。


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三島の道 彼の車へ近づく女

「藤宮香織は島本真知子とともに会社を出ると三島駅に向かった。二人は互いの恋人の話に花を咲かせながら桜川散策道の交差点まで来た。交差点で立ち止まると夕日に向かう車が眩しそうに日除けを降ろして走って行った。
信号の色が夕日と同化して見えなくなった。香織は顔に手をかざして信号を見た時、青い車が信号を遮るように目の前に走ってきた。鹿島哲也と同じ車だ。しかし逆光で運転手の顔がわからない。車はそのまま通り過ぎると車は駅の方向へ向かった。
香織は不審に思った。鹿島哲也と久々のデートをする約束だったが、会社を出る直前に急に鹿島から断られたばかりだった。彼は顧客との商談が長引いていると言っていたはずなのに。あの車の男は彼なのだろうか。もしそれが鹿島哲也ならば一体どこへ行くつもりなのだろうか。香織は確かめて見たくなり、駅に向かった。
男の車は駅前に車を止めるとじっと何かを待っていた。香織は公衆電話ボックスに入り車の様子をうかがった。
やがて一人の女が胸に何かを抱えて駅から現れると車の男は女に向かってライトをパッシングした。」

小説では藤宮香織が勤務する個人情報データベース会社である東海センサスの本拠地が三島だ。この街は富士山の伏流水が湧く水の豊かな街である。
三島 桜川散策道 三島 桜川と白滝公園 三島 楽寿園 楽寿館 三嶋大社
  
柿田川 八ツ橋 柿田川 湧水 柿田川 泉の館   
  
大瀬崎 全景 ダイバー エアタンク 大瀬崎 神池   

伊豆大瀬崎・三島マップ
三島マップ 楽寿園 正門側の一帯は自然林が多く、駅側の裏門に小さな遊園地もある。
菰池公園 小さな公園で目立たないが、浅い池の随所に湧水があり、小魚が泳ぐ。
白滝公園 白滝観音堂の隣にお人形が井戸を汲む模型がある。
桜川散策道 桜川沿いにつづく柳並木の遊歩道で楽寿園と三嶋大社を連絡する道。
三嶋大社 本殿までのアプローチに池があり、中門をくぐった右横の社務所前に樹齢1200年の天然記念物のキンモクセイがある。
柿田川湧水公園車は泉の館の看板を目印に駐車場へ。通路の一番奥へ進むと公営の無料駐車場。
大瀬崎 夏場だけ沼津からの船便があるが、バス便が1日2本程度。岬の大瀬神社から先はジャクシンの古木に囲まれた神域。
柿田川湧水公園マップ 大瀬崎マップ


想いは富士山麓の街へ

「美並由美子がここの頂上から遠くに見える富士の山影を見ながら過去を語る。彼女が愛する男と苦労をともにして開発したコンピュータシステムが、ある日、男の裏切りによってシステムごと奪われてしまう。由美子は男に愛があったのか、あるいは単なるピジネスパートナーとして扱われていたのか悩み苦しむ。」

小説で思い出の三島の街を遠くに思いながら回想するシーンに登場するのが川和富士である。江戸時代の富士講のために作られた富士塚
横浜市都筑区 川和富士 伊豆 大瀬崎から見た富士山


港北ニュータウンの街 クリスマスの観覧車

「クリスマスイブの日、島本真知子は静岡三島から想いをよせる彼が住むこの街まで訪れた。そして彼を呼び出し、一緒に観覧車に乗ることができた。ゴンドラの中で真知子は想いを込めて胸の内を告げようとした。だが、高度が下がるともに地上に意外な女の姿を発見した。なぜあの女がこの街にいるのだろうか? 真知子が疑問に思う間もなく、地上の女が携帯電話を手にすると彼の携帯も同時にゴンドラの中に鳴り響いた。」
モザイクモール 中川駅 緑道 古民家 緑道 古民家
緑道 せせらぎ公園 緑道 大原みねみち公園 緑道 笹舟の道 緑道 徳生公園


横浜の街 ガイドブックの予習

「島本真知子、藤宮香織は横浜見物を終え夕食の相談を始める。二人は暗記してきたガイドブックに出てくる有名店を次々と披露し合うが、結局のところ食べたことのない店ばかりで、どこへ行くか迷う。その時、真知子は知り合いでもある早瀬龍一が勤める会社を訪ねた。ちょうど退社時刻に居合わせた龍一は快く彼女らを誘い、ホフブロウへ行った。
食事中、龍一は香織達が持っていた時刻表に付いていたあるマークにふと興味をもった。そのマークはある女がよく好んで使っていたマークシールだった。しかし香織はそのマークに何も見覚えがなかった。
香織は時刻表を貸してくれた香織の恋人である鹿島哲也とマークを付けた女との関係に何かを感じた。すると香織はマークを付けた女に会わせてほしいと言い出した。」
山下 ホフブロウ 山下 氷川丸 みなとみらい 日本丸
ランドマークタワー マリンタワー 山の手十番館 イタリア庭園


横須賀の道 秘書の秘策

小説で地図情報システムを開発するブロブディンナジオ社があるのが横須賀である。

「ブロブ社の社員であり、インターネット放送番組を受け持つタレントの清水春樹は番組に寄せられた子供からのリクエストに危険な兆候を感じた。それはブロブ社が販売するゲームソフトが販売停止に追い込まれる前兆だった。
ある雨の日、会社の帰り。傘を忘れた清水は社長秘書の女に傘をともにした。そこで清水は自分の番組が打ち切りの運命にあることを女に告げた。
秘書の女は空前のヒットとなったゲームソフトが突如、販売中止になったことにショックを受けた。会社の命運が尽きようとした時、彼女は会社を救うある秘策を思いつく。」
臨海公園 米軍基地 空母 戦艦三笠 自衛隊の皆さん




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